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メンタル不調の特徴

婦人

メンタル不調の症状

うつ病は、メンタルヘルスに関する病気の中でも、代表的な症例です。一昔前までは、うつ病に対しては甘えであるとか、怠け病であるとかの偏見がありました。また、心の病、あるいは気持ちの問題として捉えられてきました。しかし、うつ病は、セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンなどの脳内物質が減少することによって引き起こされる脳の病気であり、世間的にも認知度が深まっています。うつ病の症状としては、精神面では、気分が落ち込む、意欲がなくなる、思考力が低下するなどの抑うつ気分が出てきます。また、身体症状として、不眠、中途覚醒、食欲不振などが見られます。しかし、これらの症状は、うつ病でない人であっても普通にあります。うつ病の場合、これらの症状の程度が重く、その症状が一定の期間継続することが特徴です。しかし、家族や職場の人が気づいてくれる場合もありますが、周囲の人間から見て、目に見えて様子がおかしいと指摘がある場合は、けっこう症状が進んでいる場合が考えられます。この場合は、すぐに専門医の診察を受ける必要があります。すぐに受けなくても、最近はネットなどでもチェックリストがありますので、簡単にチェックできます。また、労働安全衛生法で実施が義務づけられているストレスチェック制度を利用することも一つの方法です。問題なのは、心身に現れる症状に気づかない場合です。ちょっとしたミスは誰でもしますので、周囲の人間が気づかない場合が往々にしてあります。自分自身も、なんとなくミスが多いとか感じても、それがうつ病の兆候ではないかと結びつけることはなかなかありません。知らないうちに、症状が進んでしまうこともよくあります。また、症状の出方も人によって様々です。ある人は、気分の落ち込みがひどいことや、別の人はこれまで興味や関心があった物事に対する興味や関心が薄れるといったように、他の病気のように確定診断をするのがなかなか容易ではありません。専門医は、患者の話をよく聴いてみることが第一です。なんとなく調子が悪い不定愁訴の場合、検査をしても、何も悪い数値がなく、しばらく様子をみようといったこといなります。このため、内科医などに対しても、患者が訴える症状をよく聴いて、うつ症状のチェックを行うことが重要です。また、うつ病の種類自体も一つではありません。躁状態とうつ状態が交互に現れる躁うつ病や双極性障害もあります。躁状態は、とんでもなく気分が高揚して、ハイテンションになって、大金の買い物をすることや、仕事で大風呂敷を広げるなどの症状が見られます。この状況を病的と捉えるか、あるいは単に金遣いが荒いとか、ほら吹きなのかを見極めるのは簡単ではありません。脳内物質の濃度に左右される病気ですが、その濃度を測定することができないのがやっかいです。外面に現れている症状と、患者の訴えから判断しなければなりませんので、専門医の診断を受けることが欠かせません。患者自身も病院にかかることに考えが至らないことがありますので、周囲の人間が客観的に見て専門医の受診を勧めることも必要です。そのためにも、うつ病という病気の症状などにに対する啓蒙が必要です。